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EX­hi­Bi­tion

展覧会 / 会場情報

ギャラリー

那須佐和子《Green Field》2024年
Photo by Yuya Naito. Courtesy Ken Nakahashi.

「イミ・クネーベル、エリック・スワーズ」展示風景 2022年
Photo by Yuya Saito. © Imi Knoebel, © Erik Swars, courtesy Galerie Jochen Hempel, Ken Nakahashi.

那須佐和子「敗走者のためのブギウギ」

那須は傷や汚れ、他者の痕跡が残る古いキャンバスに、油彩で薄い層を描いては拭き取る行為を重ねて制作する。その手法は自身と過去の芸術との距離を起点にしつつ、完成へと閉じることなく、常に開かれている。本展のひとつの鍵となるモンドリアンの未完の遺作《ヴィクトリー・ブギウギ》(1942–44)は、厳格な理論に基づきながらも揺らぎやノイズを含んでいた。また本展タイトルにある「敗走」は敗北ではなく、直線的な進歩や完成をめざす絵画観に背を向け、迷いながら退くように進む態度だという。そこには那須の切実なリズムが息づいている。今回は作品の展示方法や会期中入れ替えも通じて、自由で浮遊感のある絵画のあり方を提示する。


ケンナカハシ

2014年設立。社会におけるアートと人との関係や対話について、新たな理解を追求するための人間的探求を行い、拡大する集合的歴史の文脈において、現在のグローバル社会の様々な問題に注目し実践を続けている。主な展覧会に原田裕規「Waiting for」(2022年)、「イミ・クネーベル、エリック・スワーズ」(2022年)、佐藤雅晴「死神先生」(2019年)、森栄喜「Letter to My Son」(2018年)など。