BUS

アートスポットを繋ぐ「アートバス」

会場となるすべての美術館とギャラリーを繋ぐ「アートバス」が、4つのルートで15分おきに巡回します。バスを舞台にアート作品が展示されています。それぞれのルートで、異なる4つのアートが体験できます。

特別企画《都市を巡る声》

企画は、ポンピドゥー・センターをはじめとする美術館で活躍してきたキュレーターユン・マ氏。参加アーティストは、現在の即興演奏や電子テクノロジーを用いた表現に大きな影響を与えたグループ・音楽や、フルクサスのメンバーとしても知られ、ことばと音を用いたパフォーマンス、作曲などを手がける塩見允枝子。都市や社会に介入する演劇のあり方を模索する高山明。変化してゆく「事象」にフォーカスしたインスタレーションを手がける毛利悠子。4組のアーティストが創造する「声」と共に東京を巡ります。

※シャトルバスの新型コロナウイルス感染症予防対策は東京都交通局の規定に準拠します。

キュレーター

ユン・マ
ユン・マ

第11回ソウル・メディアシティ・ビエンナーレ(2021年9⽉ソウル市⽴美術館で開催)のアーティスティック・ディレクターを務める。パリのポンピドゥー・センターの現代アートおよびプロスペクティブ・クリエーション部⾨のキュレーター、香港のM+の映像部⾨のアソシエイト・キュレーターを歴任し、2009年と2013年にはヴェネツィア・ビエンナーレの⾹港パビリオン共同キュレーターを務めた。

アーティスト

グループ・音楽
Aルート
グループ・音楽

集団による即興演奏の場として、1960年8月頃に小杉武久、水野修孝、塩見允枝子、刀根康尚、戸島美喜夫、柘植元一によって結成された。第1回公演「即興演奏と音響オブジェのコンサート」を1961年9月に草月会館ホールで開催。楽器のほか、電化製品や日用品を用いて多様な音響を生み出し、音楽の意味を追求した。集団としての活動は短期間だったが、即興演奏や電子テクノロジーを用いた表現において大きな影響を残した。

毛利悠子
Bルート
毛利悠子

1980年、神奈川県生まれ、東京在住。コンポジション(構築)へのアプローチではなく、環境などの諸条件によって変化してゆく「事象」にフォーカスするインスタレーションやスカルプチャーを制作。主な個展に、「SP」Ginza Sony Park(2020)「Voluta」カムデン・アーツ・センター (ロンドン、2018)、「ただし抵抗はあるものとする」十和田市現代美術館(2018)、ほか、数々の国際展およびグループ展に参加。2015年ACCにて渡米のほか、日産アートアワードグランプリ(2015)、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞(2017)など受賞多数。2018年には文化庁文化交流使として中国に滞在。

塩見允枝子
Cルート
塩見允枝子

1938年岡山市に生まれる。1961年東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。在学中より級友達と「グループ・音楽」を結成。1964年ニューヨークへ渡り、フルクサスに参加。1965年航空郵便によって世界各国の人々と同じイヴェントを行なう「スペイシャル・ポエム」のシリーズを開始し、帰国後も10年間に9つのイヴェントを行なう。一方、イヴェントをパフォーマンスとしても拡大し、インターメディアへと至る。1970年大阪へ移住し、ことばと音を中心にした室内楽曲を多数作曲。1990年ヴェネチアでのフルクサス・フェスティヴァルへ参加して以来、欧米でのフルクサスの催物に頻繁に関わると同時に国内でもフルクサスの催物を自主的に企画。トランスメディアという独自の手法により、視覚作品、パフォーマンス、作曲など多ジャンルにわたる活動を現在も続けている。

高山明
Dルート
高山明

1969年生まれ。2002年に演劇ユニットPort Bを結成。実際の都市を使ったインスタレーションやプロジェクトなど、都市や社会に介入する活動を世界各地で展開し、近年では異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組んでいる。主な作品に「ワーグナー・プロジェクト」(横浜、フランクフルト他)、「マクドナルド放送大学」(フランクフルト、東京、香港他)など。