AWT BAR
AN ArT SPaCE FOR ALL THE SENSES
11⽉4⽇(水)–8⽇(⽇) 10:00–22:30(ラストオーダー22:00)
入場無料(フード・ドリンクは有料)
港区南⻘⼭5-4-30 emergence aoyama complex
会期中、南青山に特設されるポップアップバー「AWT BAR」は、新進シェフによるフードやアーティストによるカクテルなどが楽しめる憩いの場です。
ARCHITECTURE:
KAE ITO
建築
© Office Itokae
今年の空間設計は、妹島和世建築設計事務所およびSANAAに10年在籍したのち、2025年に独立した建築家・伊東加恵が担当します。タイトルは「KURU KURU」。似ているようで少しずつ異なる形が集まり、互いに関係し合うことで、そこにしかない一期一会の景色をつくり出します。
設計者の選定は、昨年に引き続きAWT BARアドバイザーを務める建築家・妹島和世(妹島和世建築設計事務所主宰、SANAA共同主宰、東京都庭園美術館館長)が行いました。
建築家ステートメント
KURU KURU
AWT BARは、アートウィーク東京の情報を発信する拠点であり、ラウンジバーとして人が集まりくつろぐ場所です。似ていながらも少しずつ違うものが集まり、互いに関係し合うことで空間が生まれることをイメージしました。
空間を構成するのは、シンプルなステンレス製の12個の円弧からなるモジュールです。開いたり閉じたりすることで、座る場所になったり、物を置く台になったり、時にはただのオブジェになったりと、様々な形や役割が生まれ、それらが集まることで、この場所、この時間だけの風景がつくり出されます。
今回はその集まりが「バー」という姿をとっています。別の場所、別の時間、別の環境では同じモジュールが異なる関係を生み、また新しい状態へと変化していくことを予感させます。
伊東加恵
KAE ITO
©️ Office Itokae
FOOD:
LA & LE
フード
今年のフードの監修を担う東京・南青山の「LA & LE(ラ・エ・ル)」は、パリの名⾨「カフェ・ド・フロール」で唯⼀の⽇本⼈ギャルソンとして20年以上活躍した⼭下哲也が総⽀配⼈を務めるカフェ・オールデイダイニング。AWT BARでは、同店のシェフである横溝隆一がフランス料理を軸に自由な感性で考案した2つのフードを提供します。
監修者コメント
今回のテーマ「Entre」(フランス語で「あいだ」の意)には、人と人、伝統と現代、甘味と塩味など、異なる価値観や文化をつなぐ存在としてのシェフの役割を重ねています。見た目と味わいの印象をあえて逆転させた2つのフィンガーフードを通して、先入観が覆る驚きや会話が自然と生まれ、人と人との新たなつながりやコミュニケーションのきっかけとなる体験を表現しました。
ラ・エ・ル
LA & LE
鴨のリエットとパンデピスのガトー仕立て
ガトーを思わせる華やかな見た目でありながら、ひと口食べると料理へと変わる塩味のフィンガーフードです。鴨リエットのムースを中心に、スパイスが香るパンデピス、シードルビネガーでマリネしたリンゴのチップ、胡桃のキャラメリゼを重ね合わせ、甘味を思わせる美しい造形に仕立てました。見た目から受ける印象と実際の味わいとのギャップが、先入観を覆す驚きと発見をもたらし、「Entre」の世界観を表現しています。
りんごのタタン風サブレ
前菜のようにシンプルで端正な見た目でありながら、ひと口でタルトタタンの豊かな余韻が広がるデセールです。じっくりキャラメリゼしたリンゴにカルヴァドス香る発酵バタークリームのクネル、サブレブルトンを合わせ、黒胡椒とオリーブオイルが甘味を引き立てます。料理のような佇まいと本格的なデセールの味わいが生む意外性を通して、視覚と味覚の双方から新たな食体験を提案するひと品に仕上げました。
ARTIsTs
COCKTaILs
アーティストカクテル
「AWT BAR」では、開期中に作品を展示する3人のアーティストとコラボレーション。青柳菜摘、森万里子、須田悦弘が思い思いの発想で生み出す限定カクテルをお見逃しなく。

1.
青柳菜摘「田舎暮らしの5人の石鹸」
アーティスト コメント
泡立つシンクの石鹸水をひとすくいしたこの1杯を口にすると、さわやかなシャボンではなくブラジルで田舎ものを意味する「カイピリーニャ」のライムが香ります。かつてスペイン風邪の予防として飲まれたこのカクテルは、元を辿ると、サトウキビがプランテーション作物としてポルトガルのマデイラ島からブラジルに移されたことがきっかけに生まれました。島で漁師が体を温めるために飲んでいたのが、カイピリーニャの原型といわれている「ポンシャ」です。さらには、実はインドで生まれた、サンスクリット語の「5」を意味する「パンチ」がこれらの大元になっているのです。グラスの手元にあるオリジナルの寓話「田舎暮らしの5人の石鹸」を読みながら味わうカクテルです。
青柳菜摘
NATSUMI AOYAGI
Photo by Shintaro Wada

2.
須田悦弘「パートタイムジョブ」
アーティスト コメント
作家活動をはじめたときからほぼ同時に、イラストレーターのアルバイトをしてきました。たまたまシードルとウイスキーのイラストが今も使用されていたので、その2つを使ったカクテルを思いつきました。少しほろ苦いカクテルです。
須田悦弘
YOSHIHIRO SUDA

3.
森万里子「All That Shines – 燦燦」
アーティスト コメント
今秋、森美術館で開催する回顧展「森万里子:燦燦(さんさん)」の世界観をイメージしてデザインしたカクテルです。タイトルには、「生きとし生けるものすべての内なる光は、本来、燦燦と輝いている」という意味があります。グラスの中の柔らかな球体は、一人一人の内に宿る「光の種」を、きらめく金粉は生命の尊さとその根源にある輝きを象徴し、周囲に広がる繊細な珠は、魂が響き合いながら世界へ広がる見えない波紋です。この一杯に私たち一人一人の内なる輝きが世界を照らし、すべての存在はひとつにつながっているという「燦燦」の祈りを込めました。
※ ノンアルコールも対応
森万里子
MARIKO MORI
Photo by Kazuyoshi Shimomura
VISIT
開催概要
AWT BAR
- 表参道
11⽉4⽇(水)–8⽇(⽇)
10:00–22:30(ラストオーダー22:00)
入場無料(フード・ドリンクは有料)