EXhiBition
展覧会 / 会場情報
ギャラリー
小川信治「マリアの梯子」
小川信治を唯一無二のアーティストたらしめているのは、自ら定めた「設定」を、油彩や鉛筆による精緻な描写を通して作品化する独自の実践である。その「設定」は、完成した世界を規定する設計図ではなく、既知のイメージから未知の世界へ移るために、一時的に架けられる梯子だという。本展では、「対称性/非対称性」「PERFECT WORLD」「WITHOUT YOU」という代表的な設定を用いた新作14点を展示。作家は描写という時間をかけて梯子を登り、鑑賞者もまた、作品を読み解きながらその梯子を登っていく。両者の物語が重なるとき、その先にコンセプチュアルアートの迷宮が広がる。
マホクボタギャラリー
2016年3月にオープンした、コンテンポラリーアートのギャラリー。原宿と青山が重なる東京の文化のクロスポイント、神宮前に位置する。私たちが世界を認識・理解するプロセスそのものに関心を寄せ、その問いを視覚芸術によって探究するアーティストたちを紹介。認知や知覚、記憶、時間などの根源的なテーマから、新たな視点をもたらす作品を重視する。また、東アジアに受け継がれる文化や芸術観のなかで、国際的な現代美術の文脈において十分に評価・考察されてこなかった価値に光を当てることにも注力。その意義を現代の視点から問い直し、より広い批評的対話へと開かれたプラットフォームの創出を目指している。