EXHIBI­TIONS

エキシビジョン

伊藤慶二

伊藤慶二《おとこ》2011/2023年
©Keiji Ito, Courtesy of Tomio Koyama Gallery. Photo by Kenji Takahashi

陶、油彩、木炭、布と糸のコラージュなど、ジャンルを自由に横断し、90歳を迎える今年も大規模個展「伊藤慶二 祈・これから」(岐阜県現代陶芸美術館)など意欲的に制作を続けるアーティストの個展。セラミックを素材とした新作の立体作品を中心に構成する。伊藤はやきものが盛んな岐阜県土岐市に生まれ、武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)で油画を学ぶ。その後、岐阜県陶磁器試験場デザイン室に籍を置き、やがてやきものの制作を始めた。さらに、鉄や木などの他素材も組み合わせたインスタレーションも手がけるようになる。「人間とはいかなる存在か」などをテーマに、長年新しい表現に挑み続ける姿は、多くの若い作家の指針となってもいる。


小山登美夫ギャラリー

  • B-5
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©︎ Keiji Ito, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
Photo by Kenji Takahashi

1996年、江東区佐賀町に開廊。現在は六本木と天王洲、前橋にスペースを持ち、2024年11月に3ヵ所目の拠点となる京橋に新スペースをオープンした。開廊当初から海外アートフェアへ積極的に参加し、日本の同世代アーティストを国内外に発信。日本における現代アートの基盤となる潮流を創出する。現在は菅木志雄、杉戸洋、蜷川実花、リチャード・タトルなどのアーティストに加え、陶芸アーティストも紹介。国境やジャンルにとらわれず、巨匠から新たな才能まで幅広い作品を紹介し、独自の視点で現代アートマーケットのさらなる充実と拡大を目指している。