M+(香港)のアーティスティックディレクター、チーフキュレーター。デザインと建築 、映像、視覚芸術において、コレクションから展覧会、教育普及プログラム、出版物、デ ジタルイニシアティブまですべてのキュレーション活動とプログラムを監督している。過去M+で企画・監督した展覧会に「Noguchi for Danh Vo: Counterpoint」(2018年)、「Yayoi Kusama: 1945 to Now」(2022年、吉竹美香との共同企画)、「Picasso for Asia: A Conversation」(2025年、フランソワ・ダローとの共同企画)など。2015年から 24年にかけては、香港のヴェネツィア・ビエンナーレ参加の企画・監督もサポートした。 現職着任以前は、ニューヨーク近代美術館、ミネアポリスのウォーカー・アート・センター、サンフランシスコのアジア美術館に勤務。その間MoMAでの「Tokyo 1955–1970: A New Avant-Garde」(2012年)やウォーカー・アート・センターでの「Tetsumi Kudo: Garden of Metamorphosis」(2008年)、「House of Oracles: A Huang Yong Ping Retrospective」(2005年)などを企画した。
Photo by Dan Leung.
Courtesy M+, Hong Kong.
スザンヌ・ゲンスハイマー
SUSANNE GAENSHEIMER
登壇者
デュッセルドルフのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館館長。国際性、多様性、新たな物語に焦点をあてたコレクションの刷新も進めている。2009年から17年までフランクフルト現代美術館(MMK)の館長を務め、14年には分館としてMMK 2を創設した。同時期に11年と13年のヴェネツィア・ビエンナーレドイツ館キュレーターも兼任。1999年から2001年まではミュンスターのヴェストファーレン美術協会会長、02年から08年までミュンヘンのレンバッハハウス美術館の近現代美術コレクション責任者を歴任する。近年デュッセルドルフで手掛けたプロジェクトにジュリー・メレトゥ(2025年)、エテル・アドナン(2023年)、アイザック・ジュリアン(2023年)、リジア・パペ(2022年)らの個展がある。23年には若手国際現代美術作家を支援する「K21 Global Art Award」を創設した。16年、ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マインの名誉教授に着任。多数の出版物の編集・執筆も手掛ける。
Photo by Andreas Endermann
マヌエル・セガデ・ロデイロ
MANUEL SEGADE
登壇者
ソフィア王妃芸術センター国立美術館館長。2013年から23年までCA2M現代美術館の館長を務め、21年には国際美術館会議(CIMAM)の「Outstanding Museum Practice Award」を受賞した。07年から09年はサンティアゴ・デ・コンポステーラのガリシア現代美術センターのチーフキュレーターを務め、スーザン・フィリップス(2007年)、カルメ・ノゲイラ(2008年)の個展や「A Little History of Photography」(2009年)、「Familiar Feelings: On the Boston Group」(2009年)などのテーマ展を企画した。03年からはインディペンデントキュレーターとして活動を開始し、その後20年間で60を超えるキュレーション・プロジェクトを手掛け、2017年にはヴェネツィア・ビエンナーレのスペイン館を担当した。リーズ大学で博士号を取得しており、多数の書籍の著者・編集者でもある。