美術館・ギャラリー

東京画廊+BTAP

展覧会

石元泰博

石元泰博《東京》(1953-58年)© ⾼知県、⽯元泰博フォトセンター

写真家・石元泰博の個展。アメリカ・サンフランシスコで農業移民の家庭に生まれた石元は、第二次世界大戦中にコロラド州の日系人収容所アマチ・キャンプに収容され、そこで写真に初めて触れる。戦後は、バウハウスの伝統を受け継いだインスティテュート・オブ・デザインに入学し、写真家としてのキャリアを開始。代表作である「桂離宮」シリーズや、シカゴと東京の人物・風景をとらえた初写真集などを通じて、戦後日本の芸術界に新風を吹き込んだ。
本展では、石元が1940 年代から60 年代にかけて撮影した、東京とシカゴの風景写真を中心に構成する予定。

会場

東京画廊+BTAP

  • C3
  • 銀座

中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル 7F

03-3571-1808

1950年に銀座にオープンし、2020年に70周年を迎えた日本最初の現代美術画廊。ルチオ・フォンタナ、イヴ・クライン、ジャクソン・ポロック、フリーデンスライヒ・フンデルトワッサーなど、欧米の現代美術作家をいち早く日本に紹介。さらに高松次郎、白髪一雄、岡本太郎など、日本の現代アートを牽引する作家を取り上げてきたほか、70年代から80年代にかけては金煥基、李禹煥などの韓国人作家を招いて韓国現代美術の展覧会や、当時知られていなかった中国現代美術に着目し、徐冰や蔡國強などの個展を開催した。02年には北京・大山子地区にB.T.A.P.(ビータップ)をオープン。東京と北京を拠点に日中韓を中心としたアジアの現代美術、幅広い世代・地域のアーティストを世界に発信している。

「東京画廊70年(前期)」展示風景 2020年
Photo: Kei Okano. Courtesy Tokyo Gallery+BTAP.