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展覧会

北山善夫展|歴史=理性・感情

北山善夫《かたちが次のかたちに》 2022年
© Yoshio Kitayama, courtesy MEM.

北山善夫による新作個展。粘土でかたちづくった人形を一体ずつ大判の鳥の子紙にロットリングで描きとった新作「歴史=理性・感情」を展示する。それらの人形は、描いた後に壊され、また新しい人形が作られるというプロセスを経て、画面の隅から隅までを埋め、誕生から死までの人間の振る舞いを戯画化したような行為として提示される。同作は「偶像図」シリーズの最新作だが、本展では並行して制作されたオールオーバーの抽象画シリーズ「宇宙図」も展示する。この二つのシリーズは北山の絵画制作において両輪をなし、果てしない命の連鎖の果てに自分がこの世に誕生した意味を繰り返し問いかけるだろう。
本展は二部構成で開催し、10月28日からの第二部では彫刻作品の新作を中心に展示する。

会場

MEM

  • E3
  • 恵比寿

東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F

03-6459-3205

MEM(Multiply Encoded Messages)は、1997年大阪・四天王寺で設立。2010年に恵比寿のナディッフアパートに移転、現在に至る。森村泰昌、石原友明、松井智惠をはじめとする80年代に台頭した関西の代表的作家の紹介を中心に出発し、同時代の作家と共に彼らの作品が初めて発表される現場を共同でつくり上げ、長期的にアーティストの仕事をサポートしている。戦前・戦後初期に活躍した近代期の作家たちの仕事を調査し、当時の社会との関係の中でどのように作品が生まれ、変化・発展していったか、美術史や写真史の中でどのように位置付けられたかを検証している。これらの調査資料のアーカイブは、ギャラリーのウェブサイトなどで公開している。

「『もの』と『こと』と『ことば』をめぐって-8つの視点」展示風景 2022年
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