EXHIBI­TIONS

エキシビジョン

佐藤時啓「光-呼吸:City Scape」

佐藤時啓
佐藤時啓《光-呼吸:City Scape #22》1988年
© Tokihiro Sato, courtesy Poetic Scape.

佐藤時啓は、光・時間・空間・身体などをテーマに、ピンホールカメラやカメラ・オブスクラ、長時間露光などの技法を駆使し、独創的な写真表現を追求してきた。本展では、代表作〈光-呼吸〉シリーズから、建築物や都市空間を舞台に制作された「City Scape」を紹介する。暗闇に固定されたカメラでの長時間露光撮影により、佐藤自身がペンライトを手に動き回ることで、光の軌跡がフィルムに定着される。「建築物の中に、あたかもエアポケットのように私には見える空間がある」と語る佐藤。その空間で自らの身体の動きを通じて光の造形を創出する手法は、彫刻を学んだ彼ならではのアプローチである。そこから生まれた写真には、抽象的な「時」が満ちるように可視化され、確かに息づいている。


ポエティック・スケープ

  • E-4
https://www.artweektokyo.com/wp-content/uploads/2023/06/KUDAN_poetic_01-Kakishima-Takashi-1.jpg
野村浩展「KUDAN」展示風景 2022年
Photo by Tomoki Imai. © Hiroshi Nomura, courtesy Poetic Scape.

2011年、中目黒に写真専門ギャラリーとして開廊。写真をキュレーションの軸に据えながら、近年は写真以外の作品も取り扱う。ギャラリー名の「POETIC SCAPE」とは「詩的な(poetic)」と「風景(landscape)」を掛け合わせた言葉で、言語では明確に定義できない、しかしアーティストには確かに見えている新たな風景を人々に届けるという意味を込めている。主な取り扱い作家は、野村浩、渡部敏哉、森山大道、野村佐紀子、柿崎真子、柴田敏雄、トレイシー・テンプルトンなど。ギャラリー奥にはストアを併設し、ギャラリーゆかりの作家の作品集や写真論に関する書籍などを販売。また、写真・平面作品の額装も行なう。