EXHIBI­TIONS

エキシビジョン

入江早耶「カガヤク日常ノ微塵」

入江早耶
入江早耶《木土偶地蔵(もくどぐうじぞう)》2023–24年
Courtesy Tokyo Gallery + BTAP.

入江早耶(1983年、岡山県生まれ)は、日用品に描かれたイメージを消しゴムで消し、その消しカスを用いて元の図像を彫像化する作品で知られる。例えば、掛け軸から消えた観音像が現実の空間に立ち上がり、あるいは紙幣の肖像画が胸像となって現れる。そこでは、イメージとして日常に流通する図像が一旦消去され、二次元の情報が三次元の物体に再構築されていると言えるだろう。これらの作品は、私たちと表象との関わりを巡る現代的な問題を、ユーモラスに提起する。本展では、市販される商品パッケージを用いた従来の手法による新作に加え、土偶や観音像、大仏といった太古からの信仰対象を模した新たな試みも交え、作家の近年の制作を一望する。


東京画廊+BTAP

  • C-5
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「東京画廊70年(前期)」展示風景 2020年
Photo: Kei Okano. Courtesy Tokyo Gallery+BTAP.

1950年に銀座にオープンし、2020年に70周年を迎えた日本最初の現代美術画廊。ルチオ・フォンタナ、イヴ・クライン、ジャクソン・ポロック、フリーデンスライヒ・フンデルトワッサーなど、欧米の現代美術作家をいち早く日本に紹介。さらに高松次郎、白髪一雄、岡本太郎など、日本の現代アートを牽引する作家を取り上げてきたほか、1970年代から80年代にかけては金煥基、李禹煥などの韓国人作家を招いて韓国現代美術の展覧会や、当時知られていなかった中国現代美術に着目し、徐冰や蔡國強などの個展を開催した。02年には北京・大山子地区にB.T.A.P.(ビータップ)をオープン。東京と北京を拠点に日中韓を中心としたアジアの現代美術、幅広い世代・地域のアーティストを世界に発信している。