EXHIBI­TIONS

エキシビジョン

村山悟郎「制作知のアブダクション」

村山悟郎
村山悟郎《Data Baroque - A Thousand Drawings for Machine Learning. No. 84》2023年
© Goro Murayama, courtesy the artist and Takuro Someya Contemporary Art.

アーティスト、村山悟郎のキュレーションによる展覧会。本展は、村山の東京大学大学院における連続講義「芸術制作論」の書籍化を契機に企画された。その15年以上にわたる創作と研究を礎に、「制作(ポイエーシス)」という概念について、関連資料や鍵となる他作家の作品群、そして自身の最新作を交え展覧する。ドローイングを中心的手法に据えつつ、科学・哲学・芸術の交差点としての「制作知」のあり方を探る本展では、AIと人間の創造性の比較、古代思想から現代技術までを横断しながら、生成/制作という営みの理論的・実践的可能性を提示する。それは他者との協働や自己形成としての制作を問い直すことを通して、「私」という存在の根源に迫る試みとなる。


タクロウソメヤコンテンポラリーアート

  • E-6
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斎藤義重 展示風景 2021年
© Yoshishige Saito, courtesy of Takuro Someya Contemporary Art, photo by Shu Nakagawa

2006年の設立以来、さまざまなジャンルで活躍するアーティストの紹介・サポートを行う。2018年からは天王洲のTERRADA Art Complexに移転。 近年は現代美術のみならず、20世紀の美術と現在を生きる人々とのつながりを探求・構築するプログラムを展開している。主な取り扱い作家は、岡﨑乾二郎、大山エンリコイサム、ラファエル・ローゼンダール、細倉真弓、黒川良一、村山悟郎、伊勢周平、山下麻衣+小林直人、岩井優、鈴木基真、矢津吉隆、坂本紬野⼦。