EXHIBITIONS
エキシビジョン
平川典俊「ヒンメルストラッセ」
Courtesy Standing Pine.
平川典俊は、人間の活動こそが私たちが生きていくうえでの文化を形づくる、との信念 のもと 活動を続けるアーティスト。彼の作品は、この文化の拡大のために人間の認識の限界を押し上げ、未来の美学的見識の更新を試みる。本展では、平川がアート・バーゼル香港2024で発表したインスタレーション作品をギャラリー空間に再現し、日本初公開する。展示の中心となるのは、室内につくり出された薄暗いウッドロッジ。来場者は、ロッジの隅にある小さな入口から内部へ進み、神秘的な世界を体験する。内部には、福島第一原子力発電所事故による放射能の影響を受けた神社の鎮守の森で撮影した写真作品が架けられ、福島の子どもたちの声と、神道の儀式で用いる土鈴の音色が流れる。その体験は、子どもたちの現在と未来を再考するきっかけになるだろう。
スタンディングパイン
- E-6
- 天王洲
2009年に名古屋で開廊。絵画、立体、映像、写真、キネティックアート、テキスタイルなど、多様なメディアを軸に据え、国内外のアーティストと共に、時代性と美術史的文脈を踏まえた独自性の高いプログラムを展開する。近年は東京にも拠点を構え、グローバル・サウスの現代美術にも注目しながら、日本では紹介機会の少ないアーティストとのプロジェクトを企画。新たな視点と対話の場を創出している。国際的なアートフェアやプロジェクトにも参加し、多様な芸術表現の紹介を続けている。