EXHIBI­TIONS

エキシビジョン

アニー・モリス & イドリス・カーン

アニー・モリス / イドリス・カーン
イドリス・カーン《The Seasons Turn》2021年
Photo by Jack Hems.

イギリス出⾝のアーティスト、アニー・モリスとイドリス・カーンによる日本初個展。KOTARO NUKAGA天王洲と六本⽊の両ギャラリーで同時開催する。モリスは彫刻、絵画、タペストリーなど幅広い作品を手がけており、大小さまざまな、色鮮やかで丸みを帯びた形状を重ねた彫刻シリーズ〈Stack〉などで知られている。私的な経験を背景に、明確なビジョンへと可視化するその創作は⾼く評価されている。カーンは主に写真、絵画、彫刻を手がけ、⽂学、歴史、芸術、⾳楽、宗教など、様々な⽂化的資料に基づく制作を展開。幾重もの抽象的なレイヤーを⽤いて、歴史、蓄積された経験、時間の形⽽上学的な崩壊をテーマに作品を発表している。
なお、本展覧会はコタロウヌカガ(天王洲)でも同時開催される。


コタロウヌカガ

  • G-2
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「ながくとも四十に足らぬほどにて死なんこそめやすかるべけれ(Die Young, Stay Pretty)」展示風景 2023年
Photo by Osamu Sakamoto.

2018年に新たな現代アートの中心地として注目される天王洲のTERRADA Art Complexにギャラリーをオープン。21年には異文化が交差し多様な情報が発信される六本木に2つ目のスペースを設けた。国内外の先鋭的なアーティストと共に独自性の高いギャラリープログラムを展開。国内外の美術機関やコレクターなど、アートのエコシステムを構成する各コンポーネントと連動し、積極的にアーティストの活動を支援しつつ、既存の枠組みを超えた試みやプロジェクトを推進している。アートと社会の曖昧な関係性の中で、アートを成立させる歴史的、文化的、科学的、美学的な文脈にアプローチし、過去を読み解き、今を捉え直し、未来について思索している。