EXHIBI­TIONS

エキシビジョン

yeye「テレパシー」

yeye
©Yeye. Courtesy the artist and Kaikai Kiki Gallery.

韓国のアーティスト、yeye(イェイェ、本名Yeawon Lee)の個展。yeyeは日本の京都精華大学マンガ学部アニメーションコースを卒業後、同大学院マンガ研究科修士課程を修了。現在はソウルを拠点に活動する。自身の伴侶犬であるマルチーズのムンゲを、ドローイングやアクリル画、クロッキーなどで描いた作品群で知られる。綿雲のような風貌で描かれるムンゲは15歳で他界したが、作家は自らの作品には常に「ムンゲの存在と、彼を通して見つめた私自身の内面があります」とし、「今の私は、彼のカタチを探しに行く冒険の上に立っている」と制作を続けている。個展等での発表のほか、絵とエッセイによる書籍群も話題に。和訳書に『はじめまして、ムンゲです。』(PHP研究所、2024年)などがある。カイカイキキギャラリーでは、アートフェア「ART SG 2025」(シンガポール)などでの紹介に続く、同ギャラリーでの初個展となる。


カイカイキキギャラリー

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「2021 Kaikai Kiki Gallery Autumn Show」展示風景 2021年
© Otani Workshop/MADSAKI/Mr./ob/Kaikai Kiki Co., © T9G © Chinatsu Ban, photo by Kozo Takayama

アーティストの村上隆により設立され、村上がマネジメントするアーティストを日本で紹介する場として2008年にオープン。アーティストのマネジメントと作品販売によりアートの社会的価値の創造を行うほか、海外の著名なアーティストに東京での展示の機会を提供し、日本のアートシーン全体の発展に貢献している。主な所属アーティストに、Mr.、タカノ綾、青島千穂、ob、くらやえみ、MADSAKI、大谷工作室など。海外からはKasing Lung、FUTURAらを招く。