EXHIBI­TIONS

エキシビジョン

所蔵作品展「MOMATコレクション」

所蔵作品展「MOMATコレクション」
奈良美智《Harmless Kitty》1994年
Courtesy the National Museum of Modern Art, Tokyo.

1952年の開館から収集を続けてきたおよそ14,000点点超の所蔵作品から、会期ごとに約200点を展示する国内最大級のコレクション展。全12室の展示空間はそれぞれのテーマで構成され、全体のつながりも感じながら鑑賞することで、19世紀末から今日に至る日本の近現代美術の流れをたどることができる。今期の見どころは、国外各所への貸出を経て約2年ぶりに帰ってきた、奈良美智《Harmless Kitty》(1994年)。また2024年に逝去した写真家・細江英公の初期代表作「薔薇刑」が、被写体となった小説家・三島由紀夫の生誕100年記念を兼ねて展示されます。さらに、新収蔵作品も多数展示(作品横に貼られた「新収蔵作品」マークが目印)。長く館を代表してきた顔ぶれからフレッシュな新星まで、盛りだくさんのコレクションを楽しめる。


東京国立近代美術館

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皇居のほど近くに建つ、日本で最初の国立美術館。近現代の多彩な企画展に加え、1万3,000点を超える国内最大級のコレクションでは、横山大観、菱田春草、岸田劉生らの重要文化財を含む19世紀末から現代までの幅広いジャンルにわたる日本美術の名作、海外作品に触れられる。日本が急速な近代化を成し遂げた激動の時代に日本の伝統的な美意識と西洋美術という異文化のあいだで模索した芸術家たちの歩みを通覧できる。会期ごとに選りすぐりの約200点を展示する所蔵作品展「MOMATコレクション」では、100年を超える日本美術の歴史を概観できる。また、対話による鑑賞プログラム「所蔵品ガイド」や、年に数回、様々なテーマに基づいて国内外の美術作品を紹介する企画展を実施。展望休憩室「眺めのよい部屋」からの眺望に加え、周辺には北の丸公園や千鳥ヶ淵など自然豊かな環境が広がっており、美術館と併せた散策も楽しめる。