美術館・ギャラリー

ハギワラプロジェクツ

展覧会

寺内曜子

寺内曜子《Pangaea Red Square Line》2021年
Photo by ToLoLo. Courtesy Toyota Municipal Museum of Art.

1970年代末から20年間、ロンドンで作家として活動した寺内曜子は、セント・マーチンズ美術学校の彫刻制作の現場で遭遇した従来の「彫刻」のあり方に対する疑問や違和感を制作の出発点として、私たちが当たり前と認識している裏と表、内と外、善と悪といった対立関係、価値基準がじつは言葉の上だけの存在であることを証明する彫刻作品を一貫して制作してきた。
その作品は、一枚の紙や鉛板に何も足さず何も引くことなく、素材自身が必然的に成るかたちとして証明することで、「世界に対立関係はない」という自身の考えを伝えている。

会場

ハギワラプロジェクツ

  • B2
  • 清澄白河

江東区常盤1-13-6 1F

03-6300-5881

2013年に西新宿に開廊、21年3月江東区に移転。国内外の若手作家を中心に絵画、彫刻、写真など多ジャンルの展覧会を企画。また、外部のキュレーションも積極的に取り入れ、日本のアートシーンの構築に取り組んでいる。主な取り扱い作家に、土肥美穂、早川祐太、今井俊介、地主麻衣子、城戸保、額田宣彦、ザック・プレコップ、ジョアンナ・ピオトロフスカなど。