VENUES

東京国立近代美術館
竹橋
皇居のほど近くに建つ、日本で最初の国立美術館。近現代の多彩な企画展に加え、1万3000点を超える国内最大級のコレクションでは、横山大観、菱田春草、岸田劉生らの重要文化財を含む明治から現代までの幅広いジャンルにわたる日本美術の名作、海外作品に触れられる。日本が急速な近代化を成し遂げた激動の時代に日本の伝統的な美意識と西洋美術という異文化の間で模索した芸術家たちの歩みを通覧できる。
東京国立近代美術館
千代田区北の丸公園3-1
050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会情報
柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年
開催期間 2021年10月26日 – 2022年2月13日
いまなお注目を集める「民藝」の動向を、「民藝運動の父」と呼ばれる柳宗悦の没後60年の節目の年に紹介する展覧会。柳らが蒐集した陶磁器、染織、木工、蓑、籠、ざるなどの暮らしの道具類や大津絵といった民画のコレクションとともに、出版物、写真、映像などの同時代資料を展示し、総点数400点を超える作品と資料を通して、民藝とその内外に広がる社会、歴史、経済を浮かび上がらせる。

収蔵品を展示する「MOMATコレクション」では、戦後のグラフィックデザインと美術の間にあった造形や人々の交流に焦点を当てた展示も開催。
《羽広鉄瓶》羽前山形(山形県)1934年頃
日本民藝館