Take Ninagawa
麻布十番
港区東麻布 2-12-4 信栄ビル 1F
Tel. 03-5571-5844
2008年、東麻布に開廊。戦後日本の実験的な美術の前例にならい、現代の問題に国際的な視座をもって取り組む幅広い世代の作家をプロモーションする。13年より「Art Basel」や「Art Basel香港」に参加。近年では、アートのグローバルサウス問題に取り組むプラットフォーム「SOUTH SOUTH」や、コロナ禍において世界中のギャラリー有志で立ち上げた「Galleries Curate」、「IGA(インターナショナル・ギャラリー・アライアンス)」など数々のイニシアティブに参加し、国際的な課題にも取り組んでいる。

吉増剛造 展示風景 2021年
Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo, photo by Kei Okano
展覧会
吉増剛造展
10月29日–12月17日
日本を代表する現代詩人、吉増剛造の新作展。1960年代より詩壇の第一線で活躍するなかで、詩と身体表現、音響記録、写真、また「gozoCine」に見られる動画における実践により新たな表現を生み出してきた吉増の詩は、多様な地理的・言説的な主題を横断しながら、言葉の多重性を顕在化してきた。今展では吉増の連作「Voix」(2019-22)を紹介。「声」を主題にした新作は、話し言葉において、音と意味の区別がいかにして不明瞭になっていくかを探求する。
吉増剛造《Voix I》2019–2021年
© Gozo Yoshimasu, courtesy of Take Ninagawa, photo by Kei Okano