VENUES

© TARO NASU, photo by Kei Okano
TARO NASU
六本木
1998年開廊。コンセプチュアルアートの新しい潮流に注目し、国内外の作家約30名を取り扱う。所属作家は、秋吉風人、榎本耕一、サイモン・フジワラ、ライアン・ガンダー、リアム・ギリック、春木麻衣子、ホンマタカシ、ピエール・ユイグ、松江泰治、ミカ・タジマ、津田道子、ローレンス・ウィナーなど。
TARO NASU
港区六本木6-6-9 ピラミデビル 4F
03-5786-6900
展覧会情報
秋吉風人
Purple Green Orange
開催期間 10月9日 – 11月7日
TARO NASUでは3年ぶりとなる秋吉風人の個展。透明なアクリル板の上に直接絵具を重ねて描かれる秋吉の「naked relations」シリーズは、三原色から付加色が生成され、反発と共振を重ねながら、やがて一つの画面へと構成されていく過程そのものを鑑賞者の眼前に投げ出す。物質性と非物質性のなかで揺れ動く色の層が奏でる和音と不協和音は、今そこで絵画という「事件」が起きている錯覚をもたらすような瑞々しさと緊張感をたたえるだろう。本展では、新作ペインティングと絵具チューブの立体作品とをあわせて展示し、絵画の生成される場について考える。
秋吉 風人《naked relations》2021
© Futo Akiyoshi, courtesy of TARO NASU