VENUES

スカイザバスハウス
日暮里
都内でも古い街並みを残す台東区谷中に、1993年に創設。200年の歴史を持つ由緒ある銭湯「柏湯」を改装したギャラリー空間は、一歩中に入るとモルタルの床に白い壁面のニュートラルなホワイトキューブが広がり、高い天井からやわらかな自然光が差し込む。李禹煥、遠藤利克、森万里子、名和晃平、土屋信子らの作品を世界に向けて発信している。また、アニッシュ・カプーア、ダレン・アーモンド、アピチャッポン・ウィーラセタクン、何翔宇ら海外作家を積極的に招聘し、日本の文化を読み込んだ新しい作品制作のサポートを行う。
スカイザバスハウス
台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
03-3821-1144
展覧会情報
名和晃平
Tornscape
開催期間 11月2日 – 12月18日
スカイザバスハウスでは3年ぶりとなる名和晃平の個展を開催。仮想のランドスケープの上を、異なる特性を持つ流体が蠢き合い、独自のアルゴリズムで反応変化し続ける映像インスタレーション《Tornscape》などを発表する。災害と疫病に見舞われた800年前の随筆を参照する本作は、風の強さ、粒子の質量や摩擦係数など、気象や物理データのパラメータを調整したデジタルシミュレーションによって、生まれては消える泡のように無常な世界を描き出し、今日の時代と共鳴する。
名和晃平《tornscape》